養殖さん家のビニールハウス

@SakanaTennenの長ったらしいメモ置き場です。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会4話「未知なるミチ」感想 天賦の才/オレンジの魂

こんにちは。推しは誰かって言われたら宮下愛です。養殖さんです。

前回前々回がカロリー高すぎてなんかもう残りは消化試合みたいな気でいたんだけどそんなことは全くないですね。私の好きな女の回です。

いや、部員集まるの早いね!?いいと思う

先代の4話って何やってた?花丸ちゃんとルビィちゃんのあれか

こちとら侑ちゃんが果林ちゃん抱けばコンプですよ、私を入れて10人よ~ってね(やめてね)
それでは始めましょう

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ひたすらに顔がいい

①宮下愛の人間性

前回の最後、せつ菜ちゃんのDIVE!を見てチャレンジしてみたい!と思ったのがキッカケと語られていましたね。

とはいえ「何をするの?」と、スクールアイドル同好会の活動が何かはわからない、と

いや~、こういうのですよ。

純粋に楽しそうとか、チャレンジしてみたいとか、やりたいことを極めて行くのをブレずに描いてほしい。

それに彼女の生きざまですよね、楽しそうだからやってみたいってのは。楽しそうだからやってみたいというフットワークの軽さと持ち前の技量で部室棟のヒーローって呼ばれるに至ったんでしょうね。マジの陽キャじゃん…

(ていうかこれ、ヒロインじゃなくてヒーローなんですね、どっちでもいいけど)

愛さんの活発さを見ると本当に心配のいらないキャラだなって思えてきますね。きっと彼女はキッカケさえあればどこにでも、一人でも皆でも向かっていけるんですよ。それは二人で共に踏みだした歩夢ちゃんや侑ちゃん(4話なのでちょっと違うけど花丸ちゃんとルビィちゃんも出しますか)たちと対になる人物と言えるのかもしれません。色々な団体スポーツに触れてきた彼女ゆえの強みなのでしょう。

そもそも歩夢ちゃんや侑ちゃんはやりたいことが先行して存在していたかたちで、愛さんは具体的なやりたいことよりもやってみたい!が先に動き出したタイプなので詳細は全く異なるのですが。

先代の話をちらっとしたのでそのまま振り返りますが、彼女もオレンジの系譜なんですよね。穂乃果と千歌。虹ヶ咲では彼女たちの「先導者でリーダー」という役割はそれぞれ侑ちゃんやせつ菜ちゃんに振り分けられていますが、情熱・活発・カリスマって意味ではオレンジの属性を継承していると言えますね。とはいえ愛さんはそれに加えて頭脳明晰・常識者・運動神経抜群・果林と双璧を成す圧倒的なプロポーション・面倒見の良さ・顔の良さ(・寒いギャグ)等々、ラブライブ界きってのチートキャラなわけでそこんじょそこらの神や怪獣では…話が逸れました。とにかく、彼女の行動を見ているとオレンジの系譜に見られた活発さをそのまま持ってきたような、そんな懐かしさすら感じさせてくれますね。しかし交差点に飛び出したり屋根の上で輝いたりしなそうな常識人なところは本当に信頼できる。

でも完璧超人はアニメの主人公になり得ない。ちょっと悲しい。

②宮下愛の弱み


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「団体」競技に多く触れてきた愛さんならではの弱点、それは他の部員の「確立された自分を表現できるか・自分の表現したいことが伝わるか」とは異なり、それ以前の「どんな自分を表現したいかがわからない」ということでした。大勢の中でサポートする立場を多く経験してきた彼女は団体の中での役割をこなすことがほとんどで、どこか自分自身の人を集める魅力よりも自分自身の助っ人の役割やチームとしての成功に比重を置いていたのかもしれませんね。これは妄想だけどね。

「スポーツにはルールがある」「愛さんの正解って何なのかな」「今まで考えたこと無かったよ」というセリフもそういった彼女の人となりを如実に表したとても分かりやすい言葉です。

愛さんが1時間も早く集合場所に到着したのはそういったことからの焦りがあったのかもしれません。
(皆と一緒に楽しめる!っていう遠足気分説もいいと思います。可愛いので。)

ここ、スクスタと明らかに違いますよね。あちらの世界だったらすでに美里さんの存在から自分の存在理由が「楽しいこと探し」であると自覚しています。正解ははじめから持ち合わせていたんです。まあ、さすがにそこまで最初から手にしていたらわざわざ彼女のストーリーを作る必要すらないですからね…
スクスタではダジャレから「楽しいを表現すること」を得てアイドルとしての道に立った彼女ですが、こちらでは楽しいを表現していく手段の一つとしてダジャレを選択していったと。




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選ばれたのは、エマちゃんでした

同好会の仲間の何気ない言葉からヒントを得て進んでいくの、うわ、ラブライブだ!って感じですよね。スピード解決はこの世界の常よってね。

2話3話が重かっただけにこのテンポの良さにびっくりしちゃいましたけど、これですね、これがラブライブよ。ていうかあんなハードなこと毎週やられたらしんどいよな。毎週ことりちゃんが留学して毎週穂乃果ちゃんがぶっ倒れるようなもんだ。

ここ、最初はなんでエマちゃんなんだ?次回がエマちゃん回だから?って思ってたんですが会話をよーく考えたら彼女が一番適してるなあって気付きましたね。

まず、「同好会みんなの笑顔、すごく増えてるんだよ」という過去を示唆するセリフ。これは当然以前の同好会を知っている彼女や彼方が適任ですね。できれば三年生がいい。

次に「自覚ないけど」「ないから凄いんだよ」「そうかな」「そうだよ」の会話。このすべてを認めてくれる包容力ですよ。なんというかこれを彼女の仕事と言ってしまうのはものすごくエマちゃんに失礼な感じがしますが、少なくとも彼女以外にこれだけ安心感と共に言ってくれる人はいませんよね。

これが伝わるのがスクスタをやってたり前々から追ってる人だけかもしれないってのが本当に歯がゆい。
まあ旧同好会組が愛さんに過去を踏まえてそう言っているってだけで十分な感じはしますが。

③アイドル・宮下愛

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愛さんのライブ!って感じじゃないですか。わかる。

周りを楽しい気持ちにさせてしまう元来の彼女の性質を外に外にと発して行こうとするのが彼女のライブの特徴です。(本当に文字通り領域展開だなこれ…)

既に歩夢ちゃんやかすみちゃんのライブや行動原理からもわかるように、彼女は今までにピックアップされた3人とは全く異なる利他主義的な性格を持ち合わせています。

意味合いこそ違えど「かわいいのがやりたい」二人や、自分の中の「大好き」を言葉や動きにするせつ菜ちゃんとは異なり、彼女のエンジンには「自分が楽しむことが好き」の前に「誰かに楽しんでもらうことが好き」が付きますからね。

それを念頭に置いてライブ映像を見てみると…

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うーん、500000000000000000000000000000000000000000000000000000点

はい、彼女が最強のスクールアイドルね。成し遂げたぜ。

これが宮下愛なんですね。

わざわざ解説するのもおこがましいほどよく出来た映像なのでいいなって思ったことを一つだけ言わせてもらうと、公園を愛さんの世界に塗り替える瞬間が映されたのは美しいなと。
彼女の感覚はいつも等身大の楽しいなんですよね、きっと。自分の出来ることは全力でやり抜くけど人に楽しんでもらう一方でそれは自分の楽しいを人に押し付けることではない。日常の景色を染め上げることはそんな等身大の世界って感じがしますね。


【10/29追記】
この話なんですが、3話以前に多くの方々が言及されていたように「ステージの高さ」を意識して見てみるとより分かりやすいかもしれません。歩夢ちゃんやかすみちゃん、せつ菜ちゃんが演じたのは階段の上や屋上ステージで、それこそ自分を魅せるためのステージ。対して愛さんは公園の片隅というフラットな位置にあります。愛さんの「誰かに楽しんでもらうことが好き 自分が楽しむことが好き そんな楽しいをみんなと分かち合えるスクールアイドル それができたら」という気持ちが垣間見れますよね。



④ソロアイドル・展望と現状のジレンマ

そもそもアニメから虹ヶ咲に入った私の友人は勘がよかったのか2話でこの方向性に気付いていたのでまったく気にも留めていなかったのですが、作中でソロ活動に言及したのは今回が初めてでしたね。

せつ菜ちゃんからかすみちゃんへの告白という形で言及された、ソロアイドルという方向性のお話。
ここ侑ちゃんいないんだ~って思ったんだけどべつにいなくてもいいや。まだ彼女が部長って決まったわけじゃないしそれならスクールアイドルに詳しい(し、一度衝突している)二人が話し合うのも頷けます。

まあ旧同好会組には完全にバレてたんですけど…ポンコツカワイイということにしましょう。

しずくちゃんや彼方ちゃんが懸念していたように、現在の同好会では技量の問題や飛び込んだことのない世界への不安から足踏みしてしまっています。これはエマちゃんが一番理解していて、さすがとしか言いようがないですね。

結局、この足踏みしてしまう不安は愛さんのステージと侑ちゃんの言葉がみんなの背中を押す形で愛さんの悩みと共に吹き飛んでしまいました。

これがマネージャーたる侑ちゃんの一番大切な仕事でしたね、愛さんの膨大なエネルギーを部員の活力に変換することでただ「すごいライブだった」ではなく同好会の方向性を認識させています。これは1話のせつ菜ちゃん初見の時と似ていて、ここにきてまた彼女の立場を明確にさせるに至ったと言えるのかもしれません。


⑤書くには書いたけど繋がりが薄いから置くところがなかったやつ

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陽キャにアニソン縛りさせたらインフェルノとか心絵とか始めるぞ、いいのか優木せつ菜

(というか学校にカラオケってなんだ、流しそうめんもできるしここまでトンデモ設備なら校内でスクールアイドルの大会も同人誌即売会も何でも出来そうですね、あ、やってた)

せつ菜ちゃんのこれ、正直「きちい~w」って言いながら見てたけど深夜に女の子のアニメ見て感想文書いてる自分が何言ってんだろうなって死にたくなりましたね。情緒不安定は3話までのせつ菜ちゃんじゃなくてお前だよってね。ちょっと縄結んできますね。


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ここどこだろう お台場に限らず似たようなところ多くってわかんなくなるよね、田舎出身だからなおさらね…

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ちなみにお台場側からこっち側を走るとあんまり綺麗なアングルでレインボーブリッジが見れなかったりするので逆側をお勧めします。ノースコースとかサウスコースとかあった気がしたけど忘れちゃった。

あと朝9時より前は遊歩道やってないから行くなら気を付けよう。高所恐怖症の人は行かないでね。揺れるし風も強いからマジで怖い。
朝だったから愛さんも大風に吹かれてたんじゃないかな…

あとで写真載せたい!SDカードとPC接続するやつ買ってきます。

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でっっっっっっけえ~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

でけええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!

⑥まとめ

推しの担当回ということでかなり身構えて待っていたんですけど、本当に彼女らしいあっさりとわかりやすい、そして非の打ちどころのない素晴らしい回でした。

あっさりしすぎて逆に不完全燃焼しちゃった感があって残念だったかなあ~なんて思ってたんですけどこの感想を書くにあたって見直していたらもうそれはそれは面白くて驚いてしまいました。本当に虹ヶ咲の脚本はキャラの扱いやら見せ方がわかっているようで、ファンよりもずっとキャラクターを大切にしてくれているのが伝わってきて感謝しかありません。これ毎回言ってる気がする。これが2期までやらなかったら暴れます。公式は味方であり敵(虹ヶ咲ファンの鉄則)


次回エマちゃん回!

養殖さん、意外なほどにエマちゃん大好きだし信頼してるんで楽しみです。虹ヶ咲のアイドルの中でも10本の指に入るくらい好き

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(ちゃんと4話の文字起こししてるかなあ?)

してません。助けて。