養殖さん家のビニールハウス

@SakanaTennenの長ったらしいメモ置き場です。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会9話「仲間でライバル」感想 迷子の空

仲間だけどライバル

ライバルだけど仲間

これ絶対自分の中でここに落ち着くからネタにしよ~って思ってたのに果林さんにいわれちゃいました。


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びびびのびびっとわーるど

始めましょう、9話感想です。

①近江遥の再来と綾小路姫乃

これ遥ちゃんまた出てきて影響を及ぼすとは思わなかったですね。

先代たちでも何度か再登場するキャラはいたもののライバルとか明確な立ち位置がある子に限られていたので、ただ「彼方ちゃんの妹」ポジに落ち着いていた遥ちゃんの存在を忘れかけていましたから。

で、腹に一物抱えていそうな姫乃ちゃん。

彼女の学年は明確に語られてはいませんが、発足して間もない虹ヶ咲に(東雲と一緒に)貴重なライブの枠を提案するくらいなので藤黄の中でも重要な立ち位置にいるのでしょうね

ただの果林さんファンだとは思いもしませんでしたが。果林さん見たいだけやん。

当の果林さんだけが好意だけではなく新人潰しか見極めにでも来たんだろうなって思っていたようですが(たぶん)、まあ、確かに果林さんの考える好意だけじゃなかったと…


②同好会という場所

冒頭の「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた 大切な場所 でも もっと もっと」のセリフですね

一番最初に思い出すのは5話のエマちゃん回ですが、該当の回でも「かっこつけて大人ぶって…」と自身のことを表現していましたね

本当の自分を受け入れてくれた大切な場所だからこそ、お互いに遠慮しあって成長を妨げてしまう、そんな甘えた場所になってしまうのには我慢がならなかったのでしょう。

道に迷ってエマちゃんに助けを求めようとしていましたけどね…
エマちゃんもエマちゃんでなんで海外からやってきたのに日本人に日本の道案内頼まれなきゃいかんのよって感じでしょうけどそれは置いといて

時に協力して、時に競い合ってお互いに本気で切磋琢磨して高めあえる世界ってなかなか触れられるものではないですよね。

まず個人スポーツの運動部が挙げられるんでしょうけど、私だってかつて個人スポーツの世界に身を置いていたとはいえ彼女らほどストイックに高みを目指しあっていた経験はありませんし、まず遠慮以前にこれほど真摯に目の前の夢に向き合えていることが希少なのかもしれない。

ここでは成長という言葉が積極的に使われていたことが印象的でした。
いつのまにか9話ということでメンバーの自己紹介も同好会の方向も決まり、次のステップへ~という流れでもあるのでしょう。

成長、今回は果林さんの成長というよりは気付きにフォーカスした内容だった気もしますがそれもまた成長なのでしょう。続きます。


③突っ込みどころ

同好会内投票により代表を務めることになった果林さん。

ここ、ちょっと急ぎ足過ぎましたね。

「立候補者の中から自分以外を推薦する投票形式で代表を決定する」ということは明かされましたが、どうやっても愛さんの「それなら今回は一人しかいないよね」には首をかしげてしまいます。

二人じゃないか?

メタ的な言い方をすれば9話は果林さん回なのでそりゃあ果林さんが選ばれるんですけど、前から人前で歌うのに慣れていて都市伝説的知名度もあるメンバーがいましたよね、そう、優木せつ菜のことです。

今回はせつ菜ちゃんと果林さんの絡みがよく見られましたけど、「生徒会長とアイドル二つの面を持つせつ菜」と「読モと駆け出しアイドルの二面を持つ果林」の比較でしょうか。

逆説的に、果林さんが歌うのが決定した以上彼女を支えるせつ菜の図は非常に合点がいくのですが(経験もアイドルとしての人気もあるからね)、どうしてもせつ菜を差し置いて果林が選ばれるのは今回の展開からは描写不足を指摘せざるを得ない部分ではありました。

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「誰がダイバーフェスのステージに立つか皆で相談しませんか」
「今決めるの!?」

ほんとだよ


④最初に戻る

まあなんやかんやで代表が果林さんに決定したはいいものの、すんでのところで沈黙してしまう果林さん。

一人で活動する読者モデルとして「大人ぶってかっこつけて」形成してきた分厚い殻の弱点、いろいろ考えられますよね

そもそも読モ自体が大勢の前に立って歌唱するライブとは無縁であるとか、一人での活動が主だったために10人分の責任を自身が被るのは初めてなんじゃないか、とかね。

しかしその分厚い殻の中の弱い面、それを優しく受け入れてくれた場所だった…っていうのは、冒頭に戻るわけですね「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた 大切な場所」

果林さんのビジュアルもそれにそぐわないと本人が言っている内面も、受け止めてくれるし支えてくれるの、こういうのなんていうか我々は知っていますよね。こういうのがラブライブだよなって言うんですよね。脳死か。

「仲間だけどライバル、ライバルだけど、仲間!」

そうだよな

「仲間でライバル」から、虹ヶ咲のテーマから大体こうやって着地するんだろうなって察するところに非常にうまくハマったストーリーだったんじゃないかなと思います。

果林さん選出のプロセスに突っ込みどころはあったものの非常に好感が持てる回でした。


⑤まとめとして

今回の注目ポイント!

侑ちゃんのセリフの数

3話の「だったらラブライブなんて出なくていい!」以降控えめになっている侑ちゃんの発言でしたが本当に少なくなっている気がしませんか?

今回も果林さん迷子パートではしゃべってはいたものの、果林さんを送り出す際も最後の合宿の決定も、ストーリー上重要なときの彼女の発言がほとんど見られないんですね。これが何を意味するかはそれぞれの考えがあるとは思いますが…

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侑ちゃんの立場を明確にする 以外の意図もあるのかもしれない

同好会から離れるようなことの前触れなのか、我々視聴者に近づいてきているのか、それが明らかになっていくのは今夜の10話以降ですよね、楽しみ。アニメーターの方(私が見たのは渡邊敬介さん)のTwitterで侑ちゃんが描かれているように侑ちゃんにスポットを当てることになる回なのかもしれません。

いい出来のものが多すぎてそろそろ脚本疲れたでしょ、休んでいいよって気にもなってしまいますが最後の最後まで全力投球の素晴らしいものを期待しています。

それではまた。














⑥ところで…

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ところで

これ

侑ちゃんの私服、初解禁ではないけどそれなりに話題になってましたよね

リュックがでかいとか

「オタクっぽい」ってツイートもあったし

え、まじ?

リュックはでかいけどさ

だばだばのズボンでもなければ合わない色味でもないし、高2の女の子としても十分いい線行ってるんじゃない?

まあリュックはでかいけど

(自分のファッションセンスに懐疑的ではあるので一応友人に話を聞いてからこの文章書いてるけど)

こんなところでオタクと解釈バトルしたくないからたぶん共通認識貰えること言って締めましょうね


せつ菜ちゃんの私服はダサかった。

以上です!!

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