虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会12話「花ひらく想い」感想 「違う明日」
「前に進むって大切なものが増えていくってことなのかな」
これ以上のアニメ、向こう半世紀はラブライブブランドでは生まれないって
頑張れスーパースター…
始めます
①夢に向かっていた歩夢
これ気付きませんでした。っていうか11話では「侑ちゃんが遠い場所に行ってしまう、私と一緒にいてほしいのに」という感情が前面に押し出されていたので12話で突然のカミングアウトっていう感が否めませんでしたが。
一応焼き菓子同好会の今日子ちゃんにクッキーを贈られてうれしそうにしているシーンはありましたけど。
赤信号がなんとやら
立ち止まってはいるけどこれは、向かう先は決まっているけど足踏みしているって意味での赤信号ですね
というわけで話は進んで
②目覚め
Wake me up wake me up wake me up when you come back
I'll be here I'll be waiting here for you
I can be your best friend
I can be your least friend
I can be your boy friend
but I don't wanna be your ex-friend
今の段階では侑ちゃんと歩夢は「least friend」最低な友人関係なんですよね。
お互いに大好きだけどお互いの歩みを阻害してしまう。
お互いがお互いの夢に向かっての歩みを応援しあえる仲でいなければならないのに。
まあ、歩夢が一方的に巣立ちをおびえてるだけではあるんだけども
『止めちゃいけない、我慢しちゃいけない』
この言葉を放ったのは他でもない1話で歩みを決めた歩夢自身
自身の「大好き」に向けての前進を止めてはいけない。でもその言葉はそのまま歩夢から侑ちゃんに向けての気持ちがそうであるべきなんだとして返ってくるわけですね。
侑ちゃんが夢へ向かっていくのを、
私は大好きなみんなのために歌うという夢を「止めちゃいけない」
しずく「明日もまた 同じ日が来るのだろう 幸福は一生来ないのだ」
はいストップ
違う明日はやってきました
歩夢が侑ちゃんに追いついたというのが正解かもしれません
(焼き菓子同好会ズが「花言葉は『愛』」っていうところ、いちファンの感情大爆発でちょっと後から見返すと面白かったりなんだり)
(花言葉「変わらぬ想い」はぐぐったらローダンセという花が出てきましたね。
ちっちゃい菊みたいなやつ)
たとえ離れていても変わらない うーん、ラブライブだ
「ラブライブだ」って感想マジで最悪だと思うのでなんとかしたいとは思うんですけど…
(ここ、お台場行くとき意識せずに通るから急に聖地化してびっくり)
覚悟の時間
ぜったい歩夢の心臓バックバクですよこんなん
これから言わなきゃ~これから侑ちゃんの夢を受け止めなきゃ~って
「ねえ、前に進むって大切なものが増えていくってことなのかな」
「そうかもね
でもさ 歩夢を最初っから可愛いって思ってたのは、私なんだからね」
「…ありがとう」
うーん、100点
1話では侑ちゃんの「歩夢は可愛い」をしきりにあしらっていた子がそれを受け止めるだけに成長したんですね、侑ちゃんの本気が伝わった
③ところで
前に進むって~の言葉ですがどう受け止めますか?
私は歩夢ちゃんの「大切なものが増えていく」ことだけではないと思います。
もちろん大切なものは増えますが、前に進むために別れなくてはいけない無数の何かがあってこそ何かを得られるとも思うのです。
もちろん歩夢ちゃんだって「侑ちゃんと一緒に夢を追う」という居心地の良い世界(一瞬の幻だったわけですが)と決別して「みんなのために歌う」という前進を果たしました。
その決別は歩夢ちゃん本人が知らないわけがなくて、それでも「大切なものが増えた」と言い切る歩夢ちゃんの姿は今までの侑ちゃんがいなくちゃやってられないような不安定なものからは考えられないほどしっかりと映るし、力強さを感じるんですよね。たぶん。
だって1話からの成長を見てくれって言ってる構図じゃんよこれ
当時は困り眉で「私の夢を一緒に見てくれる?」と言って侑ちゃんの言葉に泣き出しそうな顔を見せた子がりりしい顔つきで「今までありがとう」「これからもよろしくね」ですからね
最高のアニメーションじゃんよ
「何気なく過ごしていたころからは想像もつかないほど、目まぐるしくて、でも、楽しい日々
私たちの答えはまだわからないけど 一緒に歩いていこう、これからも、ずっと」
はい、老人なので青春の光にあてられて死んじゃいました。おしまいです。
アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会さん今まで本当にありがとうございました。これが私の好きな青春ドラマでした。最終回も楽しみに待っています。