養殖さん家のビニールハウス

@SakanaTennenの長ったらしいメモ置き場です。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会8話「しずく、モノクローム」感想 「your name.」

はいこんにちは 労働に追われ課題に追われ9話に追われ(でもゲームはやった)書きだしたのがとんでもない時間になって泣いています

でも今書いちゃわないと9話余韻でぶっ壊れる可能性が無きにしも…なので書き殴るだけ書き殴ります

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白黒

いやなんでこんなに感想が難しいって、「演じる」って属性を持つキャラに「内なる自分との葛藤」ってテーマぶつけるからだよ。キャラの掘り下げに必然とはいえるだろうけどね。
たぶん三回は同じこと言うと思うんだけど、仮面を被ってますよってキャラをテーマにする手前、そこの本当の答えは作り手にしかわからないんですよ、我々視聴者が自分自身で答えを見つけたとして「でもそれすらも仮面かもしれないよね」って言ってしまえば簡単に覆り得るので。

「お前は誰だ?」
紛れもない良作アニメーション映画、君の名は。の有名なシーンですね。
あちらは内部の人格が入れ替わることで日常と自分たちの未来を変えていく映画でしたが、こちらは君の名はとは異なりしずくがどこまでが演技でどこまでが本心か答えが用意されていません。感じる点は人それぞれでしょうし解釈が分かれるのも非常に納得がいくのです。

ここで「俺の中の俺」が続いた人は反省してくださいね。私はなんでもかんでもニチアサに例えるキッズとTwitterでとりあえず画像はっつけたり画像で会話するお子様が一番嫌いなのです。え、他人の大好きを否定するなって?アマゾンズはニチアサじゃないって?
帰った帰った、お子様は寝る時間だぜ


話が逸れに逸れまくりました

とにかく、今回の話からしずくっていう子の核心に迫れるかって言われると他の子の回と比較するとちょっと疑問ではありますね、どこが演技でどこが本心かを(公式等作品のメタ的な視点で)言っていないためです。


私はこの8話を見た際の一番最初の感想としては「『自分をさらけ出す桜坂しずく』という仮面を得るに至った桜坂しずく」の話かなあ、でした。

でもこれって既出概念から影響を受けて出した答えですので、今回の感想に「スクフェスのしずく」「スクスタのしずく」「他媒体でのしずく」は全くのパラレルとして「1~8話のしずく」で考えていこうと思います。どっかでズレたらごめんってことで



まず大前提として、古い映画や小説が好きで嫌われることを恐れて演技するようになった、嫌われるかもしれない自分をさらけ出せない自分が嫌い、というしずくの言っていることが演じていない本当のしずくだとします。

まあ筆者も古い映画であるところのラブライブ!school idol the movie 好きですし気持ちはわかりますね。

今注目してる映画は何?って聞かれてぱっと「きめつのやいば!」って言えないやつに待つは社会的な死 かもしれないですからね。 いやそこまでおっかない世界じゃないけど。
ちなみに筆者はきめつアニメ1話みて止まってます、なんか惹かれなかったので…

とにかく、自分が好きなものに自信が持てなくて自分をひた隠しにするって思考はとてもよくわかります。

(オタクくんだもんな!)

ここで一年生を見てみましょう。

まず、自分自身のカワイイにひたむきに走り続けるかすみん
次に、自分の思いを表情として出すことが苦手で周囲と壁を作ってしまっていた璃奈ちゃん。

この二人がしずくちゃんにとって「嫌われたくない本心を乗り越えて自分を表現したい(たとえ演劇の1ステージの上でも)」自分と「今も本心を隠して嫌われないよう行動する嫌いな自分でいてしまう」自分を映す鏡であり理解者でもあることは容易にわかります。

今回しずかす厨が垂涎したしずかす~って感じだったかもしれませんが百合の専門家とは全くの逆位置にいる私からすると一年生の三位一体であり陽と陰がうまく別れ同時に混ざり合った回だったと思います。

しずくちゃんに激励しに来たのがなぜかすみん一人かは旧スクールアイドル同好会から共にいたからとしか作品内からは伝わりませんが。

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それにしてもかすみん劇場がすごい。

「私のカワイイが響かない人がいる」ということも飲み込んでいるかすみちゃんからすればしずくちゃんが日和っている理由がわかるけど立ち止まるのはいけないと経験上知っているのでしょうね。

しずくちゃんの回で他のメンバーの核心的なところを話すのはなんか違う気もしますが、ここでかすみちゃんの放つ「私」という第一人称がとても便利だと思います。

かすみちゃんは日常生活の「中須かすみ」とスクールアイドルを「演じる」時の「かすみん」を使い分けているのは(アニメ内でもあった?気がする)有名な話ですし、こんな風にどちらの自分で話しているのかがわかりやすければまたしずくの悩みも(我々の考察も)また違ったものになっていたんだろうなあってね。

まあ、しずくさん、表情や声を作るのが巧くても行動で自分の本心を隠すことは苦手なようだし、そこはわかりやすいポイントなのかなあ…
教室でひとりぶつくさやってたらそりゃいくら鈍感な人だって「あ、こりゃ何かお悩みだな」ってなりますからね。


ここでかすみちゃんが好きって言ったのは私は「昔の映画が好きなしず子」もそうだし「嫌われないようにするしず子」もだし何から何までひっくるめて「私たちの友情は絶対だから!」の意味だと思うんですよね。そのために「私は『桜坂しずく』のこと大好きだから!」って言ってるんじゃないかと。しず子じゃなくて。
んまあ、自分自身に絶対的愛を持っていてくれる人がいることって大切ですからね。

誰もが言っていることですが、Solitude rainの衣装が白と黒が混ざり合ってグレーになるんじゃなくてグレーの部分もあれど完全に混ざりあわない三色構成になっているのも、内面と外面の完全な統一ではなくて、清濁併せ吞むというやつで全部受け入れてやるよ!の表れなんじゃないかな、ってやつです。

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清濁併せ吞むからこそ対外的には演じることを辞めないけど、それは見せられない本心を隠すためではなく100%純粋な気持ちで「あなたの理想のヒロインを演じたい」と思っているからなんじゃないかなあって、うーん難しい、この考えも変わるかもしれない
クソサイコなスクスタしずくを完全に省いた演劇美少女の桜坂しずくさんならこうなるんじゃないかなあ~って。

とりあえず書き殴るだけ書き殴りました。姫乃ちゃんとか見出しとかやりたかったけど後から付けます、たぶん。

この回は受け取り手によって大きく見方が変わる回というのもあってまた追記していきたいと思います。文字起こしはやったし!
そんなこんなで8話文字起こしだけ先に載せてもいいかな、ていうか文字起こしって著作権的にセーフなのかな、うーんわからん。載せて怒られたら消す。

それでは夕飯作るのでまた来週!二度とこんなぎりぎりの時間に感想文なんてやらない。