養殖さん家のビニールハウス

@SakanaTennenの長ったらしいメモ置き場です。

新しいアニメにはまあ、期待しているんだよって話

ラブライブスーパースターのこと。
まあ粗方本当のことです。今回はダークサイドのお話。

お久しぶりです。7か月ぶりらしいです。

このブログ…というか物書き置き場を作るきっかけになったのが虹ヶ咲で、その虹ヶ咲も二週目の再放送を終え、巡ってきました、来週にはもうスーパースターの放送らしいです。

スーパースターというプロジェクトが発表された(というか匂わされた)のが2020年1月のラブライブフェスと考えると時間の流れは速いもんです。

いや、スーパースター君が本腰入れられすぎなんです。

まあサンシャインの時もμ's終わるよ!から新しいの始まるよ!であれよあれよだったんでこんなもんなのか、やーね

前置きが長くなりすぎました。この書き物置き場は竜頭蛇尾になりがちなんです。早いとこ始めましょう。


スーパースターくんには本当に期待してるんだよって話

皮肉交じりに。


先にお願いします。
本当にラブライブが大好きな人は読まないほうがいいです、っていうか僕に矛先が向くのが怖いんで読まないでください。批判(たぶん悪口)のオンパレードなので。

まあ物書き置き場なんで敬虔なファン様たちはわざわざこんなところ読みに来てないと信じて始めるんですけど。












主にテーマは二つあるんで元気出していきましょう。カラ元気です。



第一にコンテンツの話。

私は我々ファン層の考える「ラブライブ」というものが嫌いです。

あ、全部が嫌いなわけじゃないですよ、私がこうしてオタクコミュニティに参加するようになったきっかけのひとつでもありますし、楽曲も大体好きだし

ただ、ファン層、いわゆるラブライバーラブライブというものに何を感じるか。

全員が全員というわけではありません。ただ、多くの場合「成長」ってワードが飛び出します。

キャストの成長?
いやまあ成長してるけどね。演技とか歌唱とか。


声優として、歌唱のあるコンテンツとして考えられない程下のほうからある程度には(一部)



中には当然高水準なものもあるけれど、低レベルなものを引っ張り出してたった数年で「成長してる!」って

あほかと。


そういうことろが嫌い。
で、それを本家二者からそのまんま継承しちゃったからスーパースターには、うーん、まあ、多少は「期待してる」よ、中の上くらいになれたら万々歳じゃないですかね。


脱線するけど、そういう視点を持たずにファンやってる人が多数いるんだよね、皮肉抜きにすげえからそういう人の邪魔はしちゃいけねえと本当に思ってるよ。

いや本当に。本当にって書くほど信頼感が消えていくけど本当に。
だから熱心なファン(オブラート)とは意図的に距離置いてるし、繋がっててもそういうこと言いに突撃したりはしないもん。当然だけど。

だからこんなん読まないでね。





じゃあ話を戻して

完成されたものを出す気はないんですかね?100から始まる物語でいいんですけど。なんなら80からでもいい。120になってくれるのであれば。

もうここら辺はさんざん他の人たちがお隣のブから始まる会社のコンテンツはじめ多くのコンテンツに向けて書き尽くしていることだから割愛するけど、

そりゃ極論(極論ですよ、極論)高みからさらなる高みを目指すより下手な奴を中くらいにするほうが簡単だし、珍しいことじゃないんだよ。


だからこそ、ほとんど「本業声優」でいってる虹ヶ咲には本当に期待していたし(まあ仕事がない人とかそういうのは置いておこうか、私もそこ詰められると弱いんだ)、アニメ化も嬉しかったんです。

収録現場の近くで拾ってきたんですか?みたいな演技が出てしまうんじゃないかっていう本来存在しないはずの心配もしていなかったし。
そこの赤と紫、あと黄色。虹ヶ咲見て学んでください。黄色はSNSの使い方も。

それが「ラブライブに触れたいならまずはこれ!」って胸張って言える作品になってくれたことはそれ以上に嬉しくて。
まあラブライブに触れたいって言ってる人がいたらまず全力で止めるんですけどね。こんなもんに触れるな。オタクになるな。


で。

でですよ。


今度こそ一般素人を発掘して声を当てさせると。

一般(大本営発表
こういうのって巻き込まれた側(今回はキャスト)もある意味運営の被害者って見方ができてしまって本当に悲しいんですが、
長いものに巻かれる決心をしたならまともな演技くらい見せてくれるもんだと期待していますよ。

まあ単に私が「素人をオーディションにかけよう!発掘した子をステージに立たせよう!」っていう、悪く言えば他人の人生で遊ぶコンテンツが嫌いなので余計に拍車がかかっているのも事実ですが。


ここまではそもそものコンテンツに対しての文句。

僕が大っ嫌いになってしまった、絵を描いている人がかつてツイッターでこう言っていました。「後々掌返しするとき困るからろくにストーリー読んでないのに感情に任せて叩かないほうがいいよ」と。
だいたいこういう事言う人って一言余計ですよね。私もですが。

それはあのゲームが荒れに荒れた11月の初頭だったと思いますが。
結局のところその言葉は的外れで掌返しなんてむしろさせてほしいんですが、今記すことではないのでやめておきましょう。

私はこう考えるようになりました。「じゃあすでに変わりようのないものなら、掌返ししようのないものなら批判しても文句はないな?」と。


匙は投げられた。賽は投げられた。キャストは選ばれた。


今後キャストの演技やその技量の良さに驚くことはあるかもしれない。しかし、その選考や企画自体は既に変わりようのない過去のものと化している。

オトナノジジョウに何を願っても仕方ないのはわかってはいる。
しかし私がこのコンテンツを何年も追ってきたから、信者だった頃もあるから、
だからなおさら、最初から既にプロとして完成されたといっても過言ではないものを提供し、さらにハイレベルなものへの成長を見せるコンテンツになってほしいと願うのである。

本当にスーパースターのキャストの皆様方、応援してます。我々を驚かせてください。

…虹ヶ咲が完璧と言いたいわけじゃないからね。




ハイ次!






次は具体的なコレがアカンってもんがないからなおさら好き放題書くんだけど、スーパースターのスタッフは無印とサとほぼほぼ同じなんですね。

へえ。


はあ。

これも他の方々と同じこと言うんですけど、スタッフは個人単位だと全然普通に期待できるんですよ。

でも何だろう、なんでああなっちゃったんだろうね。特にサ。

無印も変な子たちがわちゃわちゃしてなんか青春して優勝しました!って感じでボロボロ脚本なところは数多くあったけどその比じゃないからね、あれは。

僕もかつて信者だった頃は「こうなったのには何か理由があるに違いない」って調べたり考えたりしたけど、元々が大して面白くない上に訳が分からんから考える(調べる)って行為自体、もうアレなアニメってことですからね。

足元が固まってないのに伏線を探せるか。深い考察ができるか。って話。


1か月くらい前にどっかのオタクが「友人からサについてすんげえクオリティの高い紹介が流れてきた!」って言って(だいたい言ってること違う気がするけど)話題になったツイートがあったけど、

「今だからこそ見るべき」って書きながらアニメ単体として語られてないところには非常にもやっとした。
※その紹介の画像自体は見やすくて良いものだったと思います。素直にすごい。

「アニメとして薦めるなら」あんなん薦めないでほしい。ほかにもっといいアニメはいくらでもある。

コンテンツとして薦めるなら、まあ、止めはしません。同志を増やしたい気持ちは虹を追っかけてた時の僕がよくわかってる。


まあ

というのも過去の話である。

なんせ2020年には「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」があったのだから。

本当に最初は「どうせラブライブなんだろうな」という目で見ていた。

箱を開けてみればもともとのファン層を超えて高評価を受けるようなアニメになってくれた。


そりゃあ!こんないい作品をやったあとだもんな!虹ヶ咲を超えてくるよな!?超えないまでもそれに匹敵する作品になってくれるよな???

と期待するわけである。そうなってくれなくては困る。日曜のゴールデンが虚無では困る(そういう問題ではないが)


純粋に期待している点はいくつかある。
まずは人数が減っていること。

どうせ2クールやることが決まっているのだろうが、13話で9人を描くのには無理がある。虹が異常だっただけなのだ。

虹ですら9人(10人)の描写は振れ幅が酷く、一部を除き担当回が後ろになるほど描写が不足しているわけだが、本家なのだからそこにどうせまたラブライブ(大会)が~とか始まるのだろう。廃校…はさすがに出来たばかりの高校には存在しないか。

とにかく尺が足らない。描写不足なら気持ちも乗ってこない。

無印でも個人回の存在しない子がいたりとかサでも9話まで半分くらいしか出演しない子がいたりとか、そう考えると5人という選択はいい方向に働くだろう。

9人もいるくせしてキャラ描写より先にキャラ崩壊が来たアニメもありましたしね。


あと一つはNHKが噛んでいる点。

残念ながら私はそういうことには疎く、放送局の権限なんて何一つ知ったこっちゃないし、さすがにNHKが脚本に口出ししてくるとは思っていないが(口出しするくらいなら無印もサも映さない)

カネは動くだろう。運営側も先代二者よりさらに慎重に、そして本腰を入れるだろう。

アニメファンには酷評され、ファン層だけが楽しむアニメで終わってしまうことを良しとする制作陣はいない…はずである。

運営が結果として一部のファン層を切り捨てたソシャゲの大本だと考えると頭が痛いが。



これが要約

2017年から4年も経った。

娯楽の種類は多岐にわたり、そのなかでラブライブという看板はむしろ「面白くないコンテンツ・面白くないファン層」を掲げているようにすら映る。

無印と近しいことをやればヒットする時代はとうに過ぎ去っている。

アニメ虹ヶ咲の人気はそれを証明した。それを制作陣はどう見るのか。

彼らがこの4年で見た物、その結果に「期待している」。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会12話「花ひらく想い」感想 「違う明日」

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「前に進むって大切なものが増えていくってことなのかな」


これ以上のアニメ、向こう半世紀はラブライブブランドでは生まれないって

頑張れスーパースター…

始めます

①夢に向かっていた歩夢

これ気付きませんでした。っていうか11話では「侑ちゃんが遠い場所に行ってしまう、私と一緒にいてほしいのに」という感情が前面に押し出されていたので12話で突然のカミングアウトっていう感が否めませんでしたが。
一応焼き菓子同好会の今日子ちゃんにクッキーを贈られてうれしそうにしているシーンはありましたけど。

赤信号がなんとやら

立ち止まってはいるけどこれは、向かう先は決まっているけど足踏みしているって意味での赤信号ですね

というわけで話は進んで

②目覚め

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Wake me up wake me up wake me up when you come back

I'll be here I'll be waiting here for you

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I can be your best friend

I can be your least friend

I can be your boy friend

but I don't wanna be your ex-friend

05410-(ん)

05410-(ん)

  • 発売日: 2014/02/05
  • メディア: MP3 ダウンロード

RADWIMPS 05410-(ん) からの引用ですが。

今の段階では侑ちゃんと歩夢は「least friend」最低な友人関係なんですよね。

お互いに大好きだけどお互いの歩みを阻害してしまう。

お互いがお互いの夢に向かっての歩みを応援しあえる仲でいなければならないのに。

まあ、歩夢が一方的に巣立ちをおびえてるだけではあるんだけども



『止めちゃいけない、我慢しちゃいけない』

この言葉を放ったのは他でもない1話で歩みを決めた歩夢自身

自身の「大好き」に向けての前進を止めてはいけない。でもその言葉はそのまま歩夢から侑ちゃんに向けての気持ちがそうであるべきなんだとして返ってくるわけですね。
侑ちゃんが夢へ向かっていくのを、
私は大好きなみんなのために歌うという夢を「止めちゃいけない」


しずく「明日もまた 同じ日が来るのだろう 幸福は一生来ないのだ」

はいストップ

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違う明日はやってきました

歩夢が侑ちゃんに追いついたというのが正解かもしれません

(焼き菓子同好会ズが「花言葉は『愛』」っていうところ、いちファンの感情大爆発でちょっと後から見返すと面白かったりなんだり)

花言葉「変わらぬ想い」はぐぐったらローダンセという花が出てきましたね。
ちっちゃい菊みたいなやつ)

たとえ離れていても変わらない うーん、ラブライブ
ラブライブだ」って感想マジで最悪だと思うのでなんとかしたいとは思うんですけど…

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(ここ、お台場行くとき意識せずに通るから急に聖地化してびっくり)

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覚悟の時間

ぜったい歩夢の心臓バックバクですよこんなん

これから言わなきゃ~これから侑ちゃんの夢を受け止めなきゃ~って



「ねえ、前に進むって大切なものが増えていくってことなのかな」
「そうかもね
 でもさ 歩夢を最初っから可愛いって思ってたのは、私なんだからね」

「…ありがとう」

うーん、100点

1話では侑ちゃんの「歩夢は可愛い」をしきりにあしらっていた子がそれを受け止めるだけに成長したんですね、侑ちゃんの本気が伝わった

③ところで

前に進むって~の言葉ですがどう受け止めますか?

私は歩夢ちゃんの「大切なものが増えていく」ことだけではないと思います。

もちろん大切なものは増えますが、前に進むために別れなくてはいけない無数の何かがあってこそ何かを得られるとも思うのです。

もちろん歩夢ちゃんだって「侑ちゃんと一緒に夢を追う」という居心地の良い世界(一瞬の幻だったわけですが)と決別して「みんなのために歌う」という前進を果たしました。

その決別は歩夢ちゃん本人が知らないわけがなくて、それでも「大切なものが増えた」と言い切る歩夢ちゃんの姿は今までの侑ちゃんがいなくちゃやってられないような不安定なものからは考えられないほどしっかりと映るし、力強さを感じるんですよね。たぶん。

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だって1話からの成長を見てくれって言ってる構図じゃんよこれ

当時は困り眉で「私の夢を一緒に見てくれる?」と言って侑ちゃんの言葉に泣き出しそうな顔を見せた子がりりしい顔つきで「今までありがとう」「これからもよろしくね」ですからね

最高のアニメーションじゃんよ




「何気なく過ごしていたころからは想像もつかないほど、目まぐるしくて、でも、楽しい日々
 私たちの答えはまだわからないけど 一緒に歩いていこう、これからも、ずっと」


はい、老人なので青春の光にあてられて死んじゃいました。おしまいです。

アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会さん今まで本当にありがとうございました。これが私の好きな青春ドラマでした。最終回も楽しみに待っています。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会10話 11話感想 欲望

10話 「夏、はじまる」
11話 「みんなの夢、私の夢

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赤信号は何のメタファーか。



はい、でっかい課題が終わったのでまとめて書きます

主に11話感想なんですけど

内容もあるんですが10話のスクショ撮り忘れちゃって、尚更11話がメインになります。

公式HPのあらすじによると…

『その夜、音楽室で1人ピアノを弾いていた侑の元に訪れたせつ菜から、いつか侑さんの大好きを応援させてほしい、と励まされる。そこへ偶然通りかかった歩夢は笑顔で話す2人に声をかけることができなかった。』

いや、嘘をつくな

イチャついてただろ

本当に?


10話はなんというかまあ、先代に比べて虹ヶ咲があんまり刺さらないようって人が良く挙げるもののひとつ、「大きな目標が無くて~」へのアンサーを作りに行く回ではあったのかなとは思います。

この意見については廃校もラブライブ優勝も無印もサもおまけみたいな立ち位置(メンバーの成長とかそっちがメインなので)だった印象が強いので私個人としては「そんなもんなんだ~」って感じなんですが

サなんて大人の決定に意固地になってストーリーが訳わかんなくなったりメンヘラ発動させてめんどくさくなったりして見ててしんどかったですし、無印もサもラブライブらしい競争の描写なんてそんなタイトルから連想されるほどやってないですしね
いや文句付けに感想文書きたいわけじゃないからこんなところにしますけど


ところで誰しもが言うことではあると思うんですが、スクフェス発のキャラたちがスクフェスを作り上げていこうとするのって面白いですよね、虹ヶ咲って名前はスクフェスじゃなくてその先のPDPになるわけだけど

11話で「スクフェス」開催に向けて同好会に影響された子たちが協力するよ~って描写があったわけですが、無印のスノハレやら劇場版やら、サの劇場版やらを思い出しますね。ああいう青春の描写って刺さるんですよね、刺さるからこそこのシリーズを楽しめているわけですが。
虹ヶ咲の子たちって基本的に「(誰か)に(何か)を届けたい」が行動理由になってる子が多いですけど、彼方とか璃奈ちゃんとか果林さんとかスクールアイドルをやることそのものだったり、言い方はよくないけどその先の自分の満足のためがスクールアイドルの原動力って子にも自分を応援してくれる人の存在が力になっていくってのは綺麗だなあって、そんな風に思います。


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感情表現が苦手で自分に自信が持てなくてみんなと繋がりたいって思った璃奈ちゃんが応援してくれるみんなを集める一助になってるの、良くないですか、良いよね

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歩夢ちゃんも2話では果林さんに「今の私にファンなんて」って言っていたものがこれですからね嬉しいね
「でも、応援してくれる人は」…

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応援してくれる人は…
ジャージの着こなしがダサい

一応目次

①侑ちゃんだってやばいよねって話

なんかね、歩夢の「暴走」ばっかり言われますけど(言いたいけど)侑ちゃんも相当ですからね

私が思ったのは「せつ菜ちゃんのほうが大事なの?」に違うよって即答できたところ
侑ちゃん慣れてるよね?この展開

それに歩夢が甘え下手のくせに放っておかれるとめんどくさくなる女なんだって知ってるはずなんですよ、17年も一緒にいたのなら

まあ侑ちゃんと歩夢ちゃんの出会いとかなんで歩夢が侑ちゃんにベタ惚れなのかとかそんなエピソードが無いから何とも言えないんですけどOVAでいいから見せて、本当に見せてほしい 難しいのはわかるけど見たい)、これめんどくさい女とそれに対処できなかった男の痴話喧嘩みたいに映ってしまうのは、侑ちゃんの力不足だったのかなあって思っちゃいますね

スクフェス申請書で忙しかったのだから仕方ないってのもそうなんですけどね。人間関係の亀裂ってそういうお互いに可視化された文面だけでは語られない点でも起こってしまうから難しいよね

でもこれは歩夢ちゃんは甘え下手だっただけだし侑ちゃんは歩夢ちゃんのガス抜きや秘密を隠しきれなかっただけで致命的なミスを犯してるわけじゃないですから、批判が集まるような理由付けじゃないのは好印象です。

②で、当の歩夢さんの話

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いやめっちゃ面白いねこの子
この百合とかそんなのお構いなしに自分の「欲」をぶつけてくるの最高

僕は多分1話が一番好きなんですけど、歩夢ちゃんの「私の夢を一緒に見てくれる?」「私はいつも歩夢の隣にいるよ」ってその当時素直にとらえるとそりゃあ「スクールアイドルとして歩んでいく私のそばで支えてくれる?」になるじゃないですか。
それが「私は侑ちゃんに見てもらえるだけでいい、だから侑ちゃんは私だけを見ていて」にいつの間にか変換されてしまったの、普通に狂気ですからね。最高の女じゃん。

この歩夢ちゃんの考えていることって「親しい友人がクラス替えのあと新しい友人を作っていて疎外感を感じた~」みたいな誰しもが似たような経験をするわけですが、高校2年生までその感情に折り合いをつけるのに慣れていないとこうも暴走するもんなのかと。


まあ思春期真っただ中な展開をやってくれた桜坂しずくさんの回も見ましたし、スクールアイドルとして人前で歌ったりなんだりする子たちでも自分をちゃんと手懐けるのは難しいんだなあってのは見てて伝わりますよね、思春期って自分の感情に手が付けられない子いっぱいいるだろうし

そういった面でも歩夢ちゃんのこの展開に理解はできますが、さすがに共感は出来ないです。理解は出来ても賛成はできない。

だけど理解できるようにできているから歩夢ちゃんの行動はこのストーリーにおいて納得のいくものではあるし、突拍子のあるものではないと思います。それに面白い。
だから私は11話をかなり評価しているし、「理解できるが共感できない、だから『否/低評価』の判断を下す」って人がいて賛否両論になるのもわかる。つもりでいます。
理解できないよ~って人ももちろんいるだろうし

この理解と共感の違いや納得、賛成とかそういう話は「理解 共感」で出てくるnoteだったり↓のメディアがかなり面白いんで読んでもらえるとまた見る目が変わるかもしれないです。下のサイトは冒頭やが君の話が多いけど途中の「物語は、『感情移入』よりも『理解』をしてもらう」のところがおすすめ。今回のお話に欠かせないと思う。

media.comicspace.jp


そもそも理解とかそんな話の前段階に「ラブライブでこれやってほしくないからやだなあ」って感情もわかるんですけどね。感情が歩夢ちゃんに支配されちゃうのも無理なし。


③ところで

アニメ媒体以外の歩夢ちゃんの「あなた」は本来私たち画面外の観測者で、その延長線を辿る形で「ファンのみんな」になっているわけですけれども、そうなった理由、というかそんなこと言うまでもなく「あなた」一人だけのためにスクールアイドルをするなんて無理な話です。現在のアニメ歩夢がどこでその不特定多数の「あなた」の存在に気付くか、というのは恐らく12話で語られるのでしょうが、彼女自身のアイデンティティになる部分なのでとても楽しみです。


言葉を選ばず言ってしまえば、歩夢の夢は1話の時点で完結してしまっていて、その先を見つけた侑ちゃんに置いて行かれたくないし侑ちゃんを閉じ込めていたい。そんな夢への一歩を止めてしまっている歩夢ちゃんがどういった新しい一歩を歩みだすのか。楽しみです。

最後に、軽く触れましたが今回私が「百合じゃん」って言わなかった理由としては、これは二人の関係性というよりは歩夢ちゃんの欲望の爆発・発露って展開だよねって感じたからです。こればっかりは個人個人の百合の定義によると思うけどね。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会9話「仲間でライバル」感想 迷子の空

仲間だけどライバル

ライバルだけど仲間

これ絶対自分の中でここに落ち着くからネタにしよ~って思ってたのに果林さんにいわれちゃいました。


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びびびのびびっとわーるど

始めましょう、9話感想です。

①近江遥の再来と綾小路姫乃

これ遥ちゃんまた出てきて影響を及ぼすとは思わなかったですね。

先代たちでも何度か再登場するキャラはいたもののライバルとか明確な立ち位置がある子に限られていたので、ただ「彼方ちゃんの妹」ポジに落ち着いていた遥ちゃんの存在を忘れかけていましたから。

で、腹に一物抱えていそうな姫乃ちゃん。

彼女の学年は明確に語られてはいませんが、発足して間もない虹ヶ咲に(東雲と一緒に)貴重なライブの枠を提案するくらいなので藤黄の中でも重要な立ち位置にいるのでしょうね

ただの果林さんファンだとは思いもしませんでしたが。果林さん見たいだけやん。

当の果林さんだけが好意だけではなく新人潰しか見極めにでも来たんだろうなって思っていたようですが(たぶん)、まあ、確かに果林さんの考える好意だけじゃなかったと…


②同好会という場所

冒頭の「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた 大切な場所 でも もっと もっと」のセリフですね

一番最初に思い出すのは5話のエマちゃん回ですが、該当の回でも「かっこつけて大人ぶって…」と自身のことを表現していましたね

本当の自分を受け入れてくれた大切な場所だからこそ、お互いに遠慮しあって成長を妨げてしまう、そんな甘えた場所になってしまうのには我慢がならなかったのでしょう。

道に迷ってエマちゃんに助けを求めようとしていましたけどね…
エマちゃんもエマちゃんでなんで海外からやってきたのに日本人に日本の道案内頼まれなきゃいかんのよって感じでしょうけどそれは置いといて

時に協力して、時に競い合ってお互いに本気で切磋琢磨して高めあえる世界ってなかなか触れられるものではないですよね。

まず個人スポーツの運動部が挙げられるんでしょうけど、私だってかつて個人スポーツの世界に身を置いていたとはいえ彼女らほどストイックに高みを目指しあっていた経験はありませんし、まず遠慮以前にこれほど真摯に目の前の夢に向き合えていることが希少なのかもしれない。

ここでは成長という言葉が積極的に使われていたことが印象的でした。
いつのまにか9話ということでメンバーの自己紹介も同好会の方向も決まり、次のステップへ~という流れでもあるのでしょう。

成長、今回は果林さんの成長というよりは気付きにフォーカスした内容だった気もしますがそれもまた成長なのでしょう。続きます。


③突っ込みどころ

同好会内投票により代表を務めることになった果林さん。

ここ、ちょっと急ぎ足過ぎましたね。

「立候補者の中から自分以外を推薦する投票形式で代表を決定する」ということは明かされましたが、どうやっても愛さんの「それなら今回は一人しかいないよね」には首をかしげてしまいます。

二人じゃないか?

メタ的な言い方をすれば9話は果林さん回なのでそりゃあ果林さんが選ばれるんですけど、前から人前で歌うのに慣れていて都市伝説的知名度もあるメンバーがいましたよね、そう、優木せつ菜のことです。

今回はせつ菜ちゃんと果林さんの絡みがよく見られましたけど、「生徒会長とアイドル二つの面を持つせつ菜」と「読モと駆け出しアイドルの二面を持つ果林」の比較でしょうか。

逆説的に、果林さんが歌うのが決定した以上彼女を支えるせつ菜の図は非常に合点がいくのですが(経験もアイドルとしての人気もあるからね)、どうしてもせつ菜を差し置いて果林が選ばれるのは今回の展開からは描写不足を指摘せざるを得ない部分ではありました。

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「誰がダイバーフェスのステージに立つか皆で相談しませんか」
「今決めるの!?」

ほんとだよ


④最初に戻る

まあなんやかんやで代表が果林さんに決定したはいいものの、すんでのところで沈黙してしまう果林さん。

一人で活動する読者モデルとして「大人ぶってかっこつけて」形成してきた分厚い殻の弱点、いろいろ考えられますよね

そもそも読モ自体が大勢の前に立って歌唱するライブとは無縁であるとか、一人での活動が主だったために10人分の責任を自身が被るのは初めてなんじゃないか、とかね。

しかしその分厚い殻の中の弱い面、それを優しく受け入れてくれた場所だった…っていうのは、冒頭に戻るわけですね「ここは本当の弱い私を抱きしめてくれた 大切な場所」

果林さんのビジュアルもそれにそぐわないと本人が言っている内面も、受け止めてくれるし支えてくれるの、こういうのなんていうか我々は知っていますよね。こういうのがラブライブだよなって言うんですよね。脳死か。

「仲間だけどライバル、ライバルだけど、仲間!」

そうだよな

「仲間でライバル」から、虹ヶ咲のテーマから大体こうやって着地するんだろうなって察するところに非常にうまくハマったストーリーだったんじゃないかなと思います。

果林さん選出のプロセスに突っ込みどころはあったものの非常に好感が持てる回でした。


⑤まとめとして

今回の注目ポイント!

侑ちゃんのセリフの数

3話の「だったらラブライブなんて出なくていい!」以降控えめになっている侑ちゃんの発言でしたが本当に少なくなっている気がしませんか?

今回も果林さん迷子パートではしゃべってはいたものの、果林さんを送り出す際も最後の合宿の決定も、ストーリー上重要なときの彼女の発言がほとんど見られないんですね。これが何を意味するかはそれぞれの考えがあるとは思いますが…

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侑ちゃんの立場を明確にする 以外の意図もあるのかもしれない

同好会から離れるようなことの前触れなのか、我々視聴者に近づいてきているのか、それが明らかになっていくのは今夜の10話以降ですよね、楽しみ。アニメーターの方(私が見たのは渡邊敬介さん)のTwitterで侑ちゃんが描かれているように侑ちゃんにスポットを当てることになる回なのかもしれません。

いい出来のものが多すぎてそろそろ脚本疲れたでしょ、休んでいいよって気にもなってしまいますが最後の最後まで全力投球の素晴らしいものを期待しています。

それではまた。














⑥ところで…

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ところで

これ

侑ちゃんの私服、初解禁ではないけどそれなりに話題になってましたよね

リュックがでかいとか

「オタクっぽい」ってツイートもあったし

え、まじ?

リュックはでかいけどさ

だばだばのズボンでもなければ合わない色味でもないし、高2の女の子としても十分いい線行ってるんじゃない?

まあリュックはでかいけど

(自分のファッションセンスに懐疑的ではあるので一応友人に話を聞いてからこの文章書いてるけど)

こんなところでオタクと解釈バトルしたくないからたぶん共通認識貰えること言って締めましょうね


せつ菜ちゃんの私服はダサかった。

以上です!!

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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会8話「しずく、モノクローム」感想 「your name.」

はいこんにちは 労働に追われ課題に追われ9話に追われ(でもゲームはやった)書きだしたのがとんでもない時間になって泣いています

でも今書いちゃわないと9話余韻でぶっ壊れる可能性が無きにしも…なので書き殴るだけ書き殴ります

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白黒

いやなんでこんなに感想が難しいって、「演じる」って属性を持つキャラに「内なる自分との葛藤」ってテーマぶつけるからだよ。キャラの掘り下げに必然とはいえるだろうけどね。
たぶん三回は同じこと言うと思うんだけど、仮面を被ってますよってキャラをテーマにする手前、そこの本当の答えは作り手にしかわからないんですよ、我々視聴者が自分自身で答えを見つけたとして「でもそれすらも仮面かもしれないよね」って言ってしまえば簡単に覆り得るので。

「お前は誰だ?」
紛れもない良作アニメーション映画、君の名は。の有名なシーンですね。
あちらは内部の人格が入れ替わることで日常と自分たちの未来を変えていく映画でしたが、こちらは君の名はとは異なりしずくがどこまでが演技でどこまでが本心か答えが用意されていません。感じる点は人それぞれでしょうし解釈が分かれるのも非常に納得がいくのです。

ここで「俺の中の俺」が続いた人は反省してくださいね。私はなんでもかんでもニチアサに例えるキッズとTwitterでとりあえず画像はっつけたり画像で会話するお子様が一番嫌いなのです。え、他人の大好きを否定するなって?アマゾンズはニチアサじゃないって?
帰った帰った、お子様は寝る時間だぜ


話が逸れに逸れまくりました

とにかく、今回の話からしずくっていう子の核心に迫れるかって言われると他の子の回と比較するとちょっと疑問ではありますね、どこが演技でどこが本心かを(公式等作品のメタ的な視点で)言っていないためです。


私はこの8話を見た際の一番最初の感想としては「『自分をさらけ出す桜坂しずく』という仮面を得るに至った桜坂しずく」の話かなあ、でした。

でもこれって既出概念から影響を受けて出した答えですので、今回の感想に「スクフェスのしずく」「スクスタのしずく」「他媒体でのしずく」は全くのパラレルとして「1~8話のしずく」で考えていこうと思います。どっかでズレたらごめんってことで



まず大前提として、古い映画や小説が好きで嫌われることを恐れて演技するようになった、嫌われるかもしれない自分をさらけ出せない自分が嫌い、というしずくの言っていることが演じていない本当のしずくだとします。

まあ筆者も古い映画であるところのラブライブ!school idol the movie 好きですし気持ちはわかりますね。

今注目してる映画は何?って聞かれてぱっと「きめつのやいば!」って言えないやつに待つは社会的な死 かもしれないですからね。 いやそこまでおっかない世界じゃないけど。
ちなみに筆者はきめつアニメ1話みて止まってます、なんか惹かれなかったので…

とにかく、自分が好きなものに自信が持てなくて自分をひた隠しにするって思考はとてもよくわかります。

(オタクくんだもんな!)

ここで一年生を見てみましょう。

まず、自分自身のカワイイにひたむきに走り続けるかすみん
次に、自分の思いを表情として出すことが苦手で周囲と壁を作ってしまっていた璃奈ちゃん。

この二人がしずくちゃんにとって「嫌われたくない本心を乗り越えて自分を表現したい(たとえ演劇の1ステージの上でも)」自分と「今も本心を隠して嫌われないよう行動する嫌いな自分でいてしまう」自分を映す鏡であり理解者でもあることは容易にわかります。

今回しずかす厨が垂涎したしずかす~って感じだったかもしれませんが百合の専門家とは全くの逆位置にいる私からすると一年生の三位一体であり陽と陰がうまく別れ同時に混ざり合った回だったと思います。

しずくちゃんに激励しに来たのがなぜかすみん一人かは旧スクールアイドル同好会から共にいたからとしか作品内からは伝わりませんが。

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それにしてもかすみん劇場がすごい。

「私のカワイイが響かない人がいる」ということも飲み込んでいるかすみちゃんからすればしずくちゃんが日和っている理由がわかるけど立ち止まるのはいけないと経験上知っているのでしょうね。

しずくちゃんの回で他のメンバーの核心的なところを話すのはなんか違う気もしますが、ここでかすみちゃんの放つ「私」という第一人称がとても便利だと思います。

かすみちゃんは日常生活の「中須かすみ」とスクールアイドルを「演じる」時の「かすみん」を使い分けているのは(アニメ内でもあった?気がする)有名な話ですし、こんな風にどちらの自分で話しているのかがわかりやすければまたしずくの悩みも(我々の考察も)また違ったものになっていたんだろうなあってね。

まあ、しずくさん、表情や声を作るのが巧くても行動で自分の本心を隠すことは苦手なようだし、そこはわかりやすいポイントなのかなあ…
教室でひとりぶつくさやってたらそりゃいくら鈍感な人だって「あ、こりゃ何かお悩みだな」ってなりますからね。


ここでかすみちゃんが好きって言ったのは私は「昔の映画が好きなしず子」もそうだし「嫌われないようにするしず子」もだし何から何までひっくるめて「私たちの友情は絶対だから!」の意味だと思うんですよね。そのために「私は『桜坂しずく』のこと大好きだから!」って言ってるんじゃないかと。しず子じゃなくて。
んまあ、自分自身に絶対的愛を持っていてくれる人がいることって大切ですからね。

誰もが言っていることですが、Solitude rainの衣装が白と黒が混ざり合ってグレーになるんじゃなくてグレーの部分もあれど完全に混ざりあわない三色構成になっているのも、内面と外面の完全な統一ではなくて、清濁併せ吞むというやつで全部受け入れてやるよ!の表れなんじゃないかな、ってやつです。

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清濁併せ吞むからこそ対外的には演じることを辞めないけど、それは見せられない本心を隠すためではなく100%純粋な気持ちで「あなたの理想のヒロインを演じたい」と思っているからなんじゃないかなあって、うーん難しい、この考えも変わるかもしれない
クソサイコなスクスタしずくを完全に省いた演劇美少女の桜坂しずくさんならこうなるんじゃないかなあ~って。

とりあえず書き殴るだけ書き殴りました。姫乃ちゃんとか見出しとかやりたかったけど後から付けます、たぶん。

この回は受け取り手によって大きく見方が変わる回というのもあってまた追記していきたいと思います。文字起こしはやったし!
そんなこんなで8話文字起こしだけ先に載せてもいいかな、ていうか文字起こしって著作権的にセーフなのかな、うーんわからん。載せて怒られたら消す。

それでは夕飯作るのでまた来週!二度とこんなぎりぎりの時間に感想文なんてやらない。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会7話「ハルカカナタ」感想 遥か彼方に、いつも隣に

若さを捨てたくはないが歳を取ったことから逃げる醜い人間にはなりたくない、どうもこんにちは、養殖です。

最初の文章とは何ら関係なく7話です。あとひと月でアニメも終わり2020年も終わり、人生もそんな感じで終わりそうですね。ゆりかごから墓場まで(本来の使い方とかすりもしていない)

まあ今回はゆりかごでも墓場でもなく、お布団と枕の回なんですけど。

それでは始めましょう。

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①アルバイトもしていた

彼方ちゃんが夜遅くまで勉強していてそれで日中も眠いんだよ~って話はそれなりに以前からありましたけどこれは…
週5バイトってなかなかハードですよ、高校生の時アルバイトしながら声優の養成所に通っていた村上さんもきっと週5ではバイトしてないですよ、知らんけど

うーん、自分ならムリかな…

関係ないけど都会って何時に電車乗っても高校生いるよね、早朝と深夜はまあ100歩譲ってわかるけど12時頃にも乗ってるからよくわからんぜ…

こういう話するとよく「真面目だったんだね」って言われるからたぶんあれはさぼりだよね、都会、うらやましいぜ(田舎から田舎の高校に通うとろくに足がないのでサボろうにもどこにも行けない)

ついこないだなんて早朝5時半の電車に高校生いたからね、高校生で朝帰りなら羨ましい限り…いや親が怖いから私はいいですかね


とまあ筆者では考えられないような勤勉さを持って家計を支えていた彼方ちゃんですが

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ひざまくらあ!?

②また辞めた

正直に言いますね、飽きたよ

ラブライブさん、廃部騒動も引退も擦りすぎだよ、さすがに

最初見たときに「いや辞めるよか遥ちゃんもアルバイトすることを提案してお姉ちゃんの負担を減らすとかあるじゃんね」って思っちゃいましたし今でもさすがに劇中での決心一発目が引退なのはさすがにちょい説明不足です。急展開すぎる。一人で決めて突っ走っちゃうの似たようなことせつ菜ちゃんだってやっちゃってたじゃん、そこすら擦る…?

まあ!理解はできますよ!!

似たもの姉妹だから(ここを本人たちがわかっていてもわかっていなくても)彼方ちゃんは過保護だしそれくらい強い意志を持っていないと遥ちゃんが何言ってもうまく丸め込まれちゃうだろうし。

とはいえ理解はできても飽きるもんは飽きる

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はんぺんもそう言ってた

言ってません

③『強くなれたんだ、その温もりで』

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「似た者姉妹だからお互いに支えあおう」「遥ちゃんは彼方ちゃんと対等な関係でいたい」という気付きを得た彼女のステージ


わかるんですよね、私にも下の子がいて1×年くらいずっっっっっと守るべき存在と思ってやってきたので、ある一定の時期が訪れると下の子が自分と対等な関係でいたいと思いはじめるのはよくわかる。

それと同時に難しいんです。兄姉が下の子と対等であろうとするのは。

だって生れ落ちてからこのかた何年も世話を見てきてサポートして、それも何かリターンがある訳でもなくただ「兄だから」「姉だから」というある種傲慢な立場にいたわけですからね。
それから突然(あるいは徐々に)自分の手を離れて上の子が知らないことにも挑戦しだしたりしても下の子が一人でやっていけるからほっといてやろうと思うのはなかなか難しいもんです。

だから彼方ちゃんはよくやっていたと思います。この文章何様って感じですね

「スクールアイドルでは」ライバルだよ(=対等でいようね)で遥ちゃんの希望に応えつつ最終的な着地点は教え教わる姉妹の関係でいた

まあ、ぶっちゃけ兄弟姉妹の向かうべき着地点ってそこしかないと思うんですけどね

お互いリスペクトしつつ兄姉は一歩引いたところから見る視点も持たなくてはいけないんですよね。大変だ。

それと同時に

彼方ちゃんと似た立場にある一人の「上の子」として、一番彼女の曲で刺さったのは見出しの通り「強くなれたんだ その温もりで」なんですけどその通りですよね。彼方ちゃんが今まで弱音を吐かない頑張り屋さんでいられたのも本人の勤勉さもあることとは思うけど一番大きな理由は遥ちゃんの存在でしょうから。

下の子がいるから頑張れる、これについて全ての愛すべき弟妹を持つみんなとお話がしたい。

高坂姉とか。絢瀬姉とか。矢澤とか。黒澤姉とか。

本当に圧倒的なステージだった。

④さてまとめ

さて、まとめましょう。

今回の突発的引退騒動だけではなく、もう一点残念だった点があります。なんでしょうか。

彼方ちゃんのメルヘン属性にあまり脚光が当てられなかったことです。

彼方ちゃんの今回の印象ってほぼ「母と妹のためにアルバイトも勉強も夢であるスクールアイドルも全部頑張るから眠くなっちゃう子」にまとまっちゃうんです。

もったいない!

My Own Fairy-Taleにも眠れる森に行きたいなもただ「頑張ってる子」の曲ではないと思っています。

今までの彼方ちゃんの曲の像は言うなれば「勉強由来の睡眠属性すら個性として眠り姫のメルヘンの世界に落とし込む」ものだったと認識しています。筆者はね。

ということで彼方ちゃんがただ頑張ってる子の像で留まるのは勿体ないなあと思ったところです。

私の梅干しサイズの脳みそでは、それじゃあ今回のシナリオのどこにどんな風にそれを挿入するのかっていわれちゃうと黙っちゃうんですけど…
しかしながら彼方ちゃんの「スクールアイドル同好会が失いたくない夢のような場所なんだ」など彼女の行動原理について欠かさず触れていたのはよかったと思います。

兄弟姉妹の話ってずるいよね、サンシャインのダイヤとルビィの話も好きだった

⑤おまけ

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これは私の趣味の話なんですけど、成人誌(えっちまんがのこと)で以前から藤丸さんが好きだったんですよね。スクフェス絵描いてるって知る前から。

だからスクフェス組のHPの4コマとか本当に好き。今回の布団巻き彼方ちゃんが回収されたのが本当に嬉しかったです。さんきゅうさんきゅう


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わ。。。

歩夢のメンタルヘルス回は望んでいないからね、侑ちゃん、頼むよ


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次回、しずく、モノクローム

しずくちゃん、虹ヶ咲のなかで一番思春期終わってないと思う。
あまりに子供っぽいという意味で。

大丈夫だろうか。

大丈夫だろうかは今回おもくそブラコンシスコン晒した筆者だっつーの

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」感想 飛翔

タイトルで顔文字を使われると記入するとき困っちゃうんだよね。。。

兎にも角にも第6話、オタク殺しの回だったというか、先代たちにも見られたような典型的なメンタルヘルス回だったかなあなんてちらと思ったりほとんど自己解決だから全く違うと思ったり感情がいろいろ忙しかったのですがまあ書いていきましょう。

6話文字起こしは終わっているのですが今日夕方以降表参道辺りを友人とぷらつく予定が入っているので駆け足で参りましょう。愛さんの時みたいにウン千字とか書かないつもりで。

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MIRROR ON THE WALL

無理しないでね

いきます

①はじまりは「クラスメート」

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くっそシュール

養殖さんはこういったゲーセンではコインゲームとUFOキャッチャーしかやったことがないんですが、こういうの見せられるとVR系統のやつもやってみたくなりますね。

私の生まれはくそ田舎なので家からゲーセン(それもショッピングモールの一角にあるようなちっちゃいの)まで6キロくらいあったんですね、どうでもいいですね。

これ、「クラスメート」が言及してましたけど東雲学院は虹ヶ咲の近くなんですね、彼方ちゃんが転校するのもまま無理ないかな、鎌倉から通うわけじゃないし

東雲学院の話題から次回へパスするのもまたお上手な…

東雲学院といえばさっき記したように彼方ちゃんの元の学校、そして妹の遥ちゃん、あくあの千歌ちゃんにキャラを奪われた感の強すぎる支倉かさねちゃんとかの学校…だったはず、出てくれたらうれしいな


ここで璃奈ちゃんが友達を作りたいとしていたことはまた意外でしたね、今までそんなこと言って無かった気がするし。彼女の「つながりたい」もファンと気持ちを共有したいってことに重きを置いているようにも見えていましたからね。

歌とパフォーマンスを通じて≒スクールアイドルという道具をもって友達を作りたい、いいじゃんそういうの(全部良いっていうタイプのオタク)

②無理

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ここでの「無理」は出来ないの意味じゃなくて自分のパーソナリティに合わない背伸びの意味ですね。

頑張ることと無理をすることは似て非なるもの、それは誰しもが知ることだとは思いますがここでの璃奈ちゃんは明らかに無理の方向に突っ走っているんですよね。

無理をしてはいけないというわけではないんです、無理してでも頑張る姿はもちろん美しいですから。でも無理をしてでも今変わらなきゃっていう気持ちは焦りすぎなんですよね。

この後の侑ちゃんの「出来ないことがあってもいい」という言葉にもある通り、すべてを解決しなきゃステージに立てない、友達が作れないわけではないんです。

それが璃奈ちゃんはたまたま目に見えて分かりやすい、本人もそれ故の失敗の連続だったというだけで。

前の描写にも合った通り彼女は柔軟もずっと頑張ってきたしダンスも歌も、多すぎた課題と真摯に向き合って結果を出してきたわけです。十分だろ(これは視聴者というすべて見ている立場からの言い分なので観客はそうは見ないだろって言われたら肩パンします)

苦手も得意も様々でいい、それが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会だよね
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『それぞれのMAP 同じものはないね きっとないね 夢の色も違うけど 思いは一緒だよ 熱く、一緒だよ!』

もう、繋がってる

璃奈ちゃんの悩みって(まあこんなブログ読むのは9割9分9厘オタククンなんですけど、)オタク限らずコミュニケーションに悩む人って多いですから刺さる人もそれ相応に多いんじゃないかなって思います。そういった意味で「オタク殺し」って書いたんですけど。

小さなコンプレックスでも悩み続けているといつの間にか大きな枷になっていたり身動きが取れなくなっていたり、そういうもんですよね。コミュニケーションに関してはSNSっていう便利な物が出来てからは尚更顕著かもね。

それを無理に正々堂々と治しに行かなくてもいいんですよね。そりゃ正面突破で解決したほうが気持ちいいかもしれないけど。彼女の選んだボードという手段だって、言わないだけで本当は彼女は出来ることなら頼りたくないと思っているでしょう。でも出来ることから努力してやっていけばいい。補助輪なしじゃ自転車は乗れないわけじゃないですからね。ペダルを踏む努力をして、ハンドル操作をして、最後に少しずつ補助輪なしで走れるようになればいいわけです。
今回はメンタルヘルスと書きましたがただお悩み解決するだけではなく、無理をしてでもという彼女の努力と自分の現状との折り合いという面でとても心打たれるものがあり、非常に良いものを見させてもらえました。

③愛と璃奈

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璃奈ちゃんといえば次に出るのは

愛さんですよね

いやあいりなとかりなあいとかそういう百合な話じゃないよ、百合は専門外なので

もともと璃奈ちゃんボードは愛さんの考えたものという設定があり、そのうえ元来の一番の理解者ということで今までかなり愛さんと璃奈ちゃんがいっしょにいるシーンは多かったですよね。アニメやその他問わず。

私が虹ヶ咲アニメで評価している点が「穂乃果と千歌がいないこと」なんですけれど、今回の璃奈ちゃんの悩みについて侑ちゃんと愛さんがこの二人になり得てしまうんじゃないかなあってひやひやしてたんですね。

虹ヶ咲の評価ポイントが鶴の一声で物事が決まる訳では無い点です。先代はみんなで考えてる描写こそあれ最終的に穂乃果と千歌が言ったこつが全てのような印象が強いですから。

一番危惧したのが愛さんが璃奈ちゃんボードを思いついてしまうこと。

まあ百合とかそういう目で見りゃ悪くはないんですけど、これって璃奈ちゃんがボードを使うたびに愛さんへの依存度を深めてしまう要因になってしまうんです。

愛さんがいなきゃこの会話も成り立たないんだよねって。

それが今回どうだったでしょうか。

回想でも「愛さんと会えた、スクールアイドルの凄さを知ることができた」でスクールアイドルと愛さんの重要度がほぼイコールで、ボードもヒントこそあれ自分で思いついたもの。

かなり愛さんの比重が下がっています。もしかしたら愛さんはもともとボードのアイデアを持っていたのかもしれませんが、そうであれば璃奈ちゃんの主体性に任せている。

ここを私は一番評価したいです。かなり賛否な言い方になってしまいますが愛さんの存在に依存する璃奈ちゃんの属性なんて必要ないんです。一人の友人でいい。だって璃奈ちゃんはひとりで歩めるから。スクールアイドルをやってみたいと言ったのだって愛さんがやりたいからじゃない。自分がスクールアイドルという手段を用いて皆と繋がりたいと思ったから。

④おまけ

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にっこりん

これについては触れなくてもいいですよね、鏡の演出なんて誰でもわかりますもんね

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これ、ずるくない?

ステージの光に照らされる姿、思い出しちゃうじゃん、μ’sをさ

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ここ

人気ありますね

私の友人の言葉をまた借りてしまいますが、「無機質なアイドル」じゃないんですよね彼女は。熱い思いを外部に出力するのが苦手なだけで。

それがこの1カットだけで充分表現できるの、すごいですよ。

⑤まとめ

5話最高!って言った後にこんなに素晴らしい6話をぶつけてくれるの感激だよ、最高のアニメ

主に今回言いたかったことは「少しずつ補助輪を外していけばいい」「愛さんの存在に依存する璃奈ちゃんの属性はいらない」にほぼ集約されているんで特段まとめるようなこともないですね、もう3000字超えちゃったし。

それでは急ぎ足になってしまいましたが7話の感想ででもお会いしましょう。

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KAWAII