虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会7話「ハルカカナタ」感想 遥か彼方に、いつも隣に
若さを捨てたくはないが歳を取ったことから逃げる醜い人間にはなりたくない、どうもこんにちは、養殖です。
最初の文章とは何ら関係なく7話です。あとひと月でアニメも終わり2020年も終わり、人生もそんな感じで終わりそうですね。ゆりかごから墓場まで(本来の使い方とかすりもしていない)
まあ今回はゆりかごでも墓場でもなく、お布団と枕の回なんですけど。
それでは始めましょう。
①アルバイトもしていた
彼方ちゃんが夜遅くまで勉強していてそれで日中も眠いんだよ~って話はそれなりに以前からありましたけどこれは…
週5バイトってなかなかハードですよ、高校生の時アルバイトしながら声優の養成所に通っていた村上さんもきっと週5ではバイトしてないですよ、知らんけど
うーん、自分ならムリかな…
関係ないけど都会って何時に電車乗っても高校生いるよね、早朝と深夜はまあ100歩譲ってわかるけど12時頃にも乗ってるからよくわからんぜ…
こういう話するとよく「真面目だったんだね」って言われるからたぶんあれはさぼりだよね、都会、うらやましいぜ(田舎から田舎の高校に通うとろくに足がないのでサボろうにもどこにも行けない)
ついこないだなんて早朝5時半の電車に高校生いたからね、高校生で朝帰りなら羨ましい限り…いや親が怖いから私はいいですかね
とまあ筆者では考えられないような勤勉さを持って家計を支えていた彼方ちゃんですが
②また辞めた
正直に言いますね、飽きたよ
ラブライブさん、廃部騒動も引退も擦りすぎだよ、さすがに
最初見たときに「いや辞めるよか遥ちゃんもアルバイトすることを提案してお姉ちゃんの負担を減らすとかあるじゃんね」って思っちゃいましたし今でもさすがに劇中での決心一発目が引退なのはさすがにちょい説明不足です。急展開すぎる。一人で決めて突っ走っちゃうの似たようなことせつ菜ちゃんだってやっちゃってたじゃん、そこすら擦る…?
まあ!理解はできますよ!!
似たもの姉妹だから(ここを本人たちがわかっていてもわかっていなくても)彼方ちゃんは過保護だしそれくらい強い意志を持っていないと遥ちゃんが何言ってもうまく丸め込まれちゃうだろうし。
とはいえ理解はできても飽きるもんは飽きる
はんぺんもそう言ってた
言ってません
③『強くなれたんだ、その温もりで』
「似た者姉妹だからお互いに支えあおう」「遥ちゃんは彼方ちゃんと対等な関係でいたい」という気付きを得た彼女のステージ
わかるんですよね、私にも下の子がいて1×年くらいずっっっっっと守るべき存在と思ってやってきたので、ある一定の時期が訪れると下の子が自分と対等な関係でいたいと思いはじめるのはよくわかる。
それと同時に難しいんです。兄姉が下の子と対等であろうとするのは。
だって生れ落ちてからこのかた何年も世話を見てきてサポートして、それも何かリターンがある訳でもなくただ「兄だから」「姉だから」というある種傲慢な立場にいたわけですからね。
それから突然(あるいは徐々に)自分の手を離れて上の子が知らないことにも挑戦しだしたりしても下の子が一人でやっていけるからほっといてやろうと思うのはなかなか難しいもんです。
だから彼方ちゃんはよくやっていたと思います。この文章何様って感じですね
「スクールアイドルでは」ライバルだよ(=対等でいようね)で遥ちゃんの希望に応えつつ最終的な着地点は教え教わる姉妹の関係でいた
まあ、ぶっちゃけ兄弟姉妹の向かうべき着地点ってそこしかないと思うんですけどね
お互いリスペクトしつつ兄姉は一歩引いたところから見る視点も持たなくてはいけないんですよね。大変だ。
それと同時に
彼方ちゃんと似た立場にある一人の「上の子」として、一番彼女の曲で刺さったのは見出しの通り「強くなれたんだ その温もりで」なんですけどその通りですよね。彼方ちゃんが今まで弱音を吐かない頑張り屋さんでいられたのも本人の勤勉さもあることとは思うけど一番大きな理由は遥ちゃんの存在でしょうから。
下の子がいるから頑張れる、これについて全ての愛すべき弟妹を持つみんなとお話がしたい。
高坂姉とか。絢瀬姉とか。矢澤とか。黒澤姉とか。
本当に圧倒的なステージだった。
④さてまとめ
さて、まとめましょう。
今回の突発的引退騒動だけではなく、もう一点残念だった点があります。なんでしょうか。
彼方ちゃんのメルヘン属性にあまり脚光が当てられなかったことです。
彼方ちゃんの今回の印象ってほぼ「母と妹のためにアルバイトも勉強も夢であるスクールアイドルも全部頑張るから眠くなっちゃう子」にまとまっちゃうんです。
もったいない!
My Own Fairy-Taleにも眠れる森に行きたいなもただ「頑張ってる子」の曲ではないと思っています。
今までの彼方ちゃんの曲の像は言うなれば「勉強由来の睡眠属性すら個性として眠り姫のメルヘンの世界に落とし込む」ものだったと認識しています。筆者はね。
ということで彼方ちゃんがただ頑張ってる子の像で留まるのは勿体ないなあと思ったところです。
私の梅干しサイズの脳みそでは、それじゃあ今回のシナリオのどこにどんな風にそれを挿入するのかっていわれちゃうと黙っちゃうんですけど…
しかしながら彼方ちゃんの「スクールアイドル同好会が失いたくない夢のような場所なんだ」など彼女の行動原理について欠かさず触れていたのはよかったと思います。
兄弟姉妹の話ってずるいよね、サンシャインのダイヤとルビィの話も好きだった